解説
地面に降り注いだ雨水は、地下に浸透して地下水となり、やがては河川や海洋へと流れるように絶えず循環しています。
本図は地下水の流れる様子を可視化したもので、足元を流れる地下水は、市町村の境界を越えて繋がっていることが判ります。
印旛沼流域では、台地に浸透した雨水が地下水となって谷津から湧き出し、これらの水循環が多様な生態系の基盤となっています。
なお、本図は地形やボーリング調査に基づいて解析した推定結果であり、実際の地下水の流れとは異なる場合があります。また、流量の多少を表現したものではありません。
本図の作成に用いたデータ
「基盤地図情報数値標高モデル(5m・10mメッシュ)」(国土地理院)
(https://www.gsi.go.jp/kiban/index.html)
参考資料
長谷川ほか, 「適正管理と持続可能な利用にむけた地下水流動場の可視化技術」 , 日本応用地質学会, 講演論文集, 2022