今回の里山グリーンインフラ勉強会は、河川工学者である大槻順朗さん(山梨大学准教授)をゲストに招き、「自然再生に役立てる3次元技術」というタイトルでお話いただきました。
■日 時|2023年10月2日(月) 20:00~
■形式|オンライン(40名)
■勉強会概要|
大槻さんは印旛沼流域をはじめ各地で治水と環境の研究を精力的に進めておられる研究者です。
自然再生の現場において、どのような効果をもたらすかという説明だけでは、地域の方が最終的な景観をイメージすることが難しく、納得にいたるまでの説明とはなりにくい場合が多くあります。
そこで、どのような景観になるのかリアルに見ていただくためのゲームエンジンを使用した3Dモデルの技術が注目されています。
今回の勉強会では実際に3Dモデルを見せていただき、どのような活用が考えられるか意見交換を行いました。
意見交換では、主に以下のような意見が出ました。
・3Dモデルでイメージを共有しながら、ていねいな計画や合意形成を行うことが重要。
・地域での活動地点も3Dモデルで表現できたら、より多くのかたに見てもらいやすい。
・印旛沼流域で実際に使用して、どのような議論ができるかやってみたい。
■事務局コメント|
河川整備というと、どうしても図面や予想される効果のグラフで説明されるイメージがありますが、3Dモデルはとても分かりやすく、議論の材料として素晴らしいと思いました。
ぜひ印旛沼流域でも取り組んでみたいですね。