今回の里山グリーンインフラ勉強会は、千葉県白井市の草原で研究を行っている辻本さんと野田さんをお招きし、「千葉県北部の草原研究」というテーマでお話を伺いました。
■日時|2023年6月29日(木) 20:00~
■形式|オンライン
■ゲスト|
辻本翔平さん(国立環境研究所気候変動適応センター 特別研究員)
野田 顕さん(東京都立大学 博士研究員)
■勉強会概要|
野田さんには、「都市近郊に残る草原植生の保全に向けた基礎的研究」というテーマで、
過去から現在にかけての草原面積の変遷や、現在も草原に生育する草原性植物についてお話しいただきました。
辻本さんには、「都市残存草原周辺の土地被覆が草原の訪花性昆虫に与える影響」というテーマで、
周辺の土地利用の違いが訪れる送粉昆虫の数や種類に与える影響についてお話しいただきました。
意見交換では、主に以下のような意見が出ました。
・まちづくり・緑化等において、「こういったことに配慮すると良い」みたいなことに結び付くと面白いなと思った。
・草原らしい植生の維持のためには、どれくらいの頻度で草刈りを行うべきか。
■事務局コメント|
千葉県に草原なんてあるの?と思う方も多かったと思いますが、
湿地に関する議論が多いこの勉強会で、草原をテーマとして扱えてよかったです。
地域にある自然を見つめなおすきっかけにしていただければと思います。